攻めの投資1.カンタン装飾リフォームで家賃下落を食い止める!
2016/06/16
賃貸経営のリスクの中でも大きなウエイトを占めるのは、家賃下落のリスクです。
なにもしなければ必ず下がっていく家賃。
それを食い止めるためには、積極的な再投資が欠かせません。
さまざまな方法がありますが、ここでは簡単にできる装飾リフォームについてまとめます。導入のための予算めやす 1万~30万程度。
しかしなむは、賃貸リフォーム現場の最前線にいないので、実例をご紹介したくてもいかんせん手持ちの素材が足りません(T_T) 賃貸・実需・プロによる施工・DIYに関わらず、賃貸住宅にも汎用できてヒントがある・参考になると思ったサイト様から画像もしくは文面を引用、リンクを貼らせていただいています。 特定の商品を掲載していることもありますが、その商品自体の購入を促進しているわけではありませんので、アフィリエイトリンクなどは貼っていません。 あくまでこういう方法もあるよ、という参考までにご覧ください。 不都合がございましたら大変お手数をおかけしますが、ご一報いただけましたら幸いです。 |
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Contents
ポイントはひとつだけ! “いつも通り”じゃないこと
ここでいう「装飾」は意匠(デザイン)の意味で使っています。
具体的に言うと、原状回復リフォームは終わっているから、大金をかけてリフォームし直したくはないけれど、今一歩押しが弱くて決まらない物件。
など、今よりも少し競争力を上げたい部屋に対してやってみて欲しい投資です。
簡易かつ効果的なリフォームにしなければなりませんので「あれ?いつもとちょっと違う!」と思う造作の工夫をしてみましょう。
こんなことやって反響良かった!即決まった!などの事例があれば、ぜひ教えて欲しいです(^^)♪
壁を装飾してみる
室内の壁はいちばん目立つ、面積の広い部分です。
壁の印象が部屋の印象になります。
クロス
一番ポピュラーなのがクロスの貼り替えですよね。
原状回復だけだと汎用品のオフホワイト~クリーム系のクロスを貼って終わりですが、壁の一面に色や柄の入ったアクセントクロスを貼るのは当たり前になってきました。
*参考:アクセントクロスはこうやって張る!たった1面でインテリアが劇的に変わる174の事例紹介(インテリア・サプリ)
その部屋のターゲットに合わせて壁紙を選ぶと印象アップに効果的かもしれません。
クロスのメーカーもいろいろあります。
最近は輸入壁紙とかあんまり見かけないデザイン性の高いクロス使ってる部屋もあるみたいですけど、なむ的にはそこまでしなくても、普通のリフォーム屋さんが扱ってる国内のメーカーさんの商品でも充分かなあ…。と思います。
サンゲツとか、リリカラとか、シンコールとか、東リとか。ですね(*´ω`)
どこのメーカーでも、ホームページにデジタルカタログ掲載していますから、気になる方は見てみるといいと思います。
本当は見本帳見た方が質感とか色とかよくわかるので、気になる壁紙を見つけたらいつもお世話になってるリフォーム屋(または管理会社)に「見せて♪」とかわいくお願いしてみると持ってきてくれると思います。
あらかじめ、めんどくさいからヤダと言われない関係性の構築が必要ですかね。重たいからw
色や柄のクロスは実際に壁に貼ってみると、見本帳で見た感じよりも色味が濃く見えたり薄く見えたりします。
一般的には貼る面積が狭ければ濃く見えますし、広ければ薄く見えますが、ここらへんはプロに聞いた方が間違いがないので相談してみてください。
塗装
最近では室内壁も塗装でリフォームをする物件が増えてきました。古い壁紙の上から塗れて割と手軽にできるので、自分で施工までやってしまうDIY大家さんにも人気ですよね。
室内用の塗料を扱うメーカーさんも増えてきて、色のバリエーションもすごく豊富ですよね。
*参考:壁紙クロスのリフォーム用ペイント(NIPPE HOME ONLINE)
マグネットがくっつくような塗料や、黒板のようにチョークで文字が書けるようになる塗料もありますよね。
予算が許すなら珪藻土や漆喰などの仕上げにすることも可能かもしれませんが、賃貸住宅ではレアですね。
なむもいかに安く見栄えのいい部屋を造るか、ということで塗装仕上げについていろいろと調べてみたことがあります。
でも、常にクロス仕上げで施工してきた賃貸の内装屋(クロス屋)さんだと、壁を塗装で仕上げた経験があまりないことが多いらしく断られることが結構あります。
塗装が割れたり、はがれたりして瑕疵責任を負うのがイヤみたいですね…。
施工業者さんにも得手不得手があります。
床を装飾してみる
壁ときたら次は床ですねw
床色のチョイスには流行り廃りが結構あります。一昔前までは、断然ダークブラウン系でした。
高級感が好まれた時期です。
それからナチュラル系がきて、WAX塗り立てみたいなツルツルピカピカ系が流行った時期もありましたね。
今はナチュラルでもだいぶ明るめのアイボリー系や無垢系が好まれています。
質感も無垢板みたいなザラザラ感が多いです。
ちょっと凝った部屋になると、白いフロアタイルだったり…
アシンメトリーな床材や使ってあったり、貼り方工夫していてかっこいいです。
なむの個人的な好みはこんな感じw
あ。聞いてないですか?すみませんw
無垢材のフローリング使ったリフォームも、流行です。
しかしなむは、賃貸住宅の床に無垢材は少し贅沢かな…。というのが個人的な感情です。
無垢床はそこそこお値段しますので気軽に張替えはできませんから、こまめに手入れが必要です。使用感が無垢材の味になっていくのは事実ですが、それには住んでいる方の協力が必須です。
こだわって建てた自宅で無垢の価値をわかっている人の使い方と、たまたま入居した賃貸の部屋が無垢床だった方では使用方法が変わりますしね…。
賃貸住宅では床の素材はフロアタイルが主流です。
もちろんクッションフロアも現役ですが…どうしてもちょっとテカッとして安っぽくは見えます。
メーカーはどこ使ってるのが多いのかな…。
床材はほとんどサンゲツのイメージw
でも、東リでもリリカラでもシンコールでもどこでもいいと思います。
さらにいうと、ここんとこ地味にタタミもアツいです。
これ、なむだけかなw
超個人的かもしれませんw
和洋室みたいな、和モダンな小さい子供転がしておいても安心♪みたいな和室も捨てがたいです。
イマドキの和室のポイントは縁なしタタミです!正方形のやつ。
それだけでなんとなく今っぽくなります(*´ω`)
いろんなところを部分的に装飾してみる
巾木を変えるとか框を変えるとか、木部の塗装をやりかえる、そんなことくらいでも雰囲気は変わります。
わかりやすくイメージを変えるには、カッティングシートやタイルなどを使う事も有効です。
カッティングシート
裏面がシールになっている塩ビ製の装飾シートのことです。
室内用に使われるものはサンゲツのリアテックシートと3Mのダイノックシートでしょうか。
パネルみたいなツヤ感のあるものや、木目調、石調などバリエーションが豊富で、丈夫です。
*参考:3Mダイノックフィルム施工事例(スリーエム ジャパン株式会社)
防水・抗菌・防カビ・耐熱などの効果があるものもありますので、浴室やキッチンなどにも使えて便利です。
*参考:3Mダイノックフィルム施工事例(スリーエム ジャパン株式会社)
賃貸住宅でよく使われる場所は、玄関や下駄箱、部屋の扉、キッチン扉などの建具です。
キッチンのシンク下の収納扉や吊戸棚が古くなってきて見栄えが悪いとき、上からカッティングシートを貼って、取っ手やつまみを新しく付け替えたりしたらだいぶ見栄えがよくなります。
浴室にもよく使用しますね。
大型のミラーを設置してホテルみたいな浴室にするのが流行です。
モザイクタイル
今、タイルがアツいです!(ホンマかいなw)
昔の風呂はどこもタイルでしたよね?水色のやつw
寒いんですよね~w
タイルって底冷えするんですけど!
ユニットに飽きた貴方、タイルはいかがですか?(何屋だw)
でも、下地から作って浴室全部タイル張りにしようと思ったらお金がかかりすぎるので、装飾リフォーム程度の話だったら、タイルシートでちょこっと飾ってみる、というのはどうでしょう?
さすがにタイルシートは浴室は無理かもしれませんが、キッチンとか洗面所なら見栄え良くなりそうな気がします。
メンテナンス大変かな?
耐久性はどうなんでしょうね?
タイル自体はいいとしても目地とかすぐ汚くなったらツラいな…。
やってみたことある大家さんいらっしゃいますか?
有孔ボード
なむがコレはいいな~。やってみたいな~。と思ったのが、有孔ボードをうまく使った壁面収納。
*引用:【賃貸DIY】ディアウォールと有孔ボードで壁全面をオシャレな黒板にしました!!(DRESS CODE.様)
賃貸部屋の壁ってただクロス貼ってあるだけで、画鋲もおせないし、フックもつけられないし、本当に使い勝手がよくないですよね…。
有孔ボードって、カラーバリエーションのある等間隔に穴の開いた合板なのですが、これをなにもない壁に設置するだけで、収納にもディスプレイにもなる優れものなんですよね。
なむは自分で実際に有孔ボードを設置した部屋に住んだことがないのでリアルな使い勝手とかはわからないのですが、どうしても収納が少なくなってしまう単身用の狭い部屋には有効な気がします。
*参考:有孔ボードの活用法。便利グッズやアイデア実例(iemo)
小物を使って装飾してみる
一番安価に雰囲気を変えられるのは、小物をうまく使ったリフォームです。
簡単にできるので自分でDIYしてしまう大家さんもたくさんいらっしゃいますね。
照明器具
せっかくリフォームした部屋のイメージを、うまく向上させるなら照明器具にこだわってみるのもアリかもしれません。
よくある丸いシーリングライトを備え付けにしている大家さんも多いと思いますが、装飾の面からいうと少し味気ないですね。
照明器具選びのポイントは、
2.光の色(クール・ナチュラル・ウォーム) |
このふたつを工夫するだけで、部屋に立体感が出ます。
*参考:ライフスタイルを考えた、照明器具の選び方(パナソニックリフォーム)
ちょっとオシャレな照明器具はお値段もしますし、壊れたときのメンテナンスをどうするかという問題もありますので、備え付けにする・プレゼントにする・販売するなど、扱いについては最初に決めておいた方がいいと思います。
*参考:リビング照明-選び方で20倍お洒落に!基本と厳選照明インテリア実例31選(インテリア・サプリ)
ウォールミラー
玄関、クローゼットの前、浴室などに少し大きめのウォールミラーを設置しておくのも、喜ばれます。
*参考:ウォールミラー(IKEA)
少し前まではあまり出回ってなくて特注で結構お値段が張ったのですが、最近はイケアやニトリなどでもすごく安価に買うことができるようになりました。
自分で取り付けることも可能みたいですが、入居者の使い方によって落下事故などがあってはいけませんので、設置には注意しましょう。
ペーパーホルダー・タオルハンガー
トイレや洗面脱衣室、キッチンなどにオシャレな紙巻き器やタオル掛けを採用している物件も増えました。
ネットで検索すると、インテリアアクセサリー専門の通販サイトもたくさん見つかります。
便利な世の中になりました(*´ω`)♪
ちょっとお値段は張るかもしれませんがメーカー直販のショップ(カワジュン オンラインショップ)なんかもあって、見るだけでも参考になります。
フック・シェルフ
壁をうまく使うのは装飾リフォームの基本中の基本。
フックや長押、タナを取りつけて、インテリアとしての見栄えと収納力両方を向上させるのも手です。
これもニトリやイケア、無印などで安くてかわいいものがあります。
カーテンレール
壁と同様に大きな面積を占めるのが窓ですね。
カーテン自体は備え付けにしないことが多いかもしれませんが、カーテンレールの交換で窓の印象はずいぶんアップします。
カーテンレールで検索するとたくさんの通販ショップが出てきます。いろんな種類のものがありますので見てみてください。
ピクチャーレール
ピクチャーレールというと、企業のエントランスで看板や賞状が掛けてあったりお金持ちの家で絵画を掛けるもの、というイメージが強いかもしれませんが、賃貸住宅の壁の有効活用にも使えます。
*参考:ピクチャーレール > 使い方提案(トーソー株式会社)
なにをどこに掛けるか、吊るすか、飾るかなど、入居者の自由度が高くなるのが特徴です。
まだあまり使われている部屋は見かけませんね。
ピクチャーパネルなどと組み合わせて装飾すると、部屋の印象がガラッと変わります。
コンセント・スイッチ/つまみ・取っ手
細かいですが、結構ポイントが高いのがこれらの小物です。
せっかくキレイにリフォームしてあるのに、なぜかコンセントやスイッチのプレートだけわざわざ黄ばんだ古いものを使いまわしている部屋があります。
謎です。
キッチンやクローゼットなどもカッティングシートを貼ったり、塗り直したりして取っ手を変えるだけで見違えます。
モノ自体は数百円から買えるものもありますから、必ず変えましょう。
マスキングテープ
マスキングテープというのは(皆さんよくご存じとは思いますが)、リフォーム工事でよく使用する緑とか青の養生用の紙テープのことですよね。
ここで紹介するのはその養生用ではなくて、インテリア用のマスキングテープです。
ここのとこの賃貸DIYブームで、オシャレなインテリア用マスキングテープがいろいろ発売されています。
粘着力が弱いので、壁紙の上からでも貼ったり剥がしたりしやすく、賃貸住宅のプチモデルチェンジとして人気があります。
ウォールステッカー
簡単に貼れるということでよく使われるアイテムのひとつがウォールステッカーです。
純粋に装飾目的で使われますが、中には時計型になっている商品もあって、インテリアの一助になっています。
*参考:ウォールステッカー お花とてんとう虫(interior shop harry)
家賃を下げない次の一手
比較的容易にできる装飾リフォームについてまとめました。
次は、ニーズランキングでも気になる設備のリフォームについて考えてみます。